Nikomat FT2 50mm F1.4

Nikomat FT2のレンズをNIKON D90で撮影

Nikomat FT2をゲットしたのは東京都世田谷区南烏山5丁目の楓荘と言うアパートに住んでいた1978年頃のはなし。アメリカで修理の仕事をしていた同僚から2万円で購入した。彼はNikomatをアメリカで買ったのだが、日本での発売は1975年(昭和50年)3月で、発売時の価格は64,000円(50mm F2付)とのことだ。この頃の64,000円と言えば大卒の初任給くらいかも。
その頃はMINOLTA SRT SUPERがメイン機であったため、Nikomatではそんなに写していない。デジカメ時代になり、カメラも断捨離しようと思ったが、何しろこのNikomatは頑丈なやつで、未だ正常に動くものだから、手放すのは忍びない。そんなわけで、このNikomat FT2とMINOLTA SRT SUPERは、およそ40年前にヨドバシカメラのあの狭かった(今も?)西新宿店で買ったアルミのカメラバックの中で今も出番を待ちながら眠っている。

Nikomat FT2

もし、冬のお遊びのため、中古のNIKON D90を買い、フッと「ニコンのFマウントは今どうなっているの?」と、思わなかったなら、このNikomat FT2は日の目を見ることはなかったであろう。ニコンはニッコールレンズのユーザーを切り捨ててはいなかったのだ。多少の制限があっても、何とか互換性を維持していたのである。こう言ったメーカーの姿勢には驚かされると同時に評価すべき事だと思った。 この外観は今のデジカメで言えば、NIKON Dfシルバーが近い。このDfはISO感度、シャッタースピード、露出補正は専用のダイヤルで設定できるらしいが、ボディだけで20万円近くもするので、ずっとあとに考えてもいい。非AI方式のNIKKORレンズとの互換性を確保しているのが特徴だ。
名実ともに標準となったF1.4レンズ Nikkor-S Auto 50mm F1.4(Nikkor.com)
●カメラについているNIKKOR-S・C Auto 1:1.4 f=50mmは1972年発売。

NIKKOR S・C Auto 1:1.4 f=50mmをD90にマウント

恐る恐るD90に装着してみたら、きちんとマウントに納まった。何となく撮せそうな雰囲気だ。実はいま付いているこのレンズ、買った時のF2.0でなくF1.4である。それは、そのむかしカメラ部の若き部長のと、北海道弁で言えば「ばくった」のだ。レンズの中を見ると、カビらしきものが、薄く広がっている。これだと画質に影響ありのレベルか。 撮影実験の対象に選んだのが、このゼラニウム ユーロスター。昨年の冬は咲かなかったが、今冬はなぜか花を二輪咲かせている。これだと、ちょっと寂しいが実験だから我慢することにした。先ず撮影モードをマニュアルにし、ファインダーを覗いたら、望遠側にシフトしていた。これはAPS-Cのカメラに付けたからだ。と同時にピント合わせが難しい。そこでライブビューに変更。拡大倍率を最大にし、注意深くピントを合わせて写した。
開放のF1.4で写してトリミング。これだと全体がぼけた感じに写っている。 ゼラニウムの品種をネットで調べると、「フラワーフェアリーホワイトスプラッシュ」のようだ。それにしても長い名前だ。 STV「どさんこワイド」の取材協力品として貰った「どさんこ」を入れて写して見ると、まぁ、それなりに写っている。 きょうは久し振りの晴れなので、室内から窓越しに写して画像を追加した。
画角はやはり1.5倍の75mmくらいだ。(2017/1/13)

AF-S NIKKOR 35mm,F1.8をD90にマウント

このレンズはヨドバシカメラ札幌店で買った新品。NIKKORレンズ累計生産本数1億本達成記念キャッシュバックキャンペーンとかで、そのうち、3千円戻ってくる。 開放のF1.8で普通に写し、トリミングした。これも、もう少しシャープさが欲しいところ。

撮影風景

三脚はVelbon UT-45と言う小型三脚(縮長290mm)で、雲台がVelbon PHD-43Dと言う小型でワンストップ機構・DIN規格クイックシュー対応・マグネシウム製というやつ。クイックシューはカメラを雲台に装着する時、その位置定めに慣れるまで、少し時間がかかった。

夏だとこんな風に咲くゼラニウム

これは2016/7/7、富士フイルムのX-E2(48mm,f/4,1/60sec,ISO-250)で写したもの。この時が最盛期そうなので撮っておいた。

富士フイルムXマウント用レンズ

K&F ConceptのNIK-FXと言うNIKON→FUJIFILM・Xマウント用をX-E2に付けて撮影したみた。 開放での写りはD90とほぼ同等だったので、F5.6に絞って、慎重にピント合わせをして撮影したら、D90の時よりシャープになった。 ゆっくり、のんびり、やれる環境なら昔の様にマニュアルでもよい。今は結果を直ぐ、確認できるので、露出変更も簡単だ。(2017/1/16)

次の画像はBeschoiのレンズアダプター MD-FXをMINOLTA SRT SUPERの「MC W.ROKKOR 1:3.5 f=28mm」に取り付け、FUJIFILM X-E2に装着したものである。このX-E2で、MINOLTA SRT SUPER的感覚で撮影しようとすると、 先ず、ASAの代わりにISOを決める。次に絞りとシャッタースピードを設定する。更にシャッタースピードの微調整はコマンドダイヤルを回してやる。そしてピントはコマンドダイヤルを押して拡大させ合わせる。あとはファインダー内のヒストグラムや明るさを確認して、良ければシャッターを切ればいい。(Htone:+2,Ltone:-2だと見た目に近く写る)

これで、写して見たのが雑誌の記事。これだと普通だし、まだまだ使える。なぜ、これを載せたかと言うと、 特選街10月号(2016年)の「大人のオーディオ完全ガイド」と言うタイトルに惹かれて、買って読んでいる内に何と、「ROTEL」のアンプが推薦されていたのだ。実はこのROTELにはその昔10年ほど在籍していた。「すずめのおやど」の主人はローテルの前身である「ローランド電子工業株式会社」時代からの友人である。
ローテル株式会社
●「私のSL写真備忘録」のMINOLTA SRT SUPER
●MC W.ROKKOR 1:3.5 f:28mmのスペックはレンズ構成:5群5枚、絞り:3.5~16、絞り半段クリックあり、最短撮影距離:30cm、フィルター径:55mm
分解掃除が必要になったら

今後の展開

「NIKKOR レンズ分解」で検索すると、結構出てくるし、この「NIKKOR -S・C Auto 1:1.4 f=50mm」と言うのもあった。レンズの分解には先ず特殊な工具が必要だが、何れ、やって見たいもののひとつである。
ニコンFマウント解説(By キンタロウ)

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